米国とロシアがまとめたウクライナ「和平案」が11月、欧州に不意打ちで示された時、ウクライナのゼレンスキー大統領はこう警告した。「現在、ウクライナは非常に難しい選択に直面しているのかもしれない。尊厳を失うか、重要なパートナーを失うリスクを負うかだ」ゼレンスキー氏のように率直に話す指導者が欧州連合(EU)に一人でもいたならば、自国について同氏と同じように語っただろう。欧米関係が終わったと結論を下す ...