山田五郎さんが亡くなってしまいました。担当してくださるスタイリストさんが一緒で、お会いした時にはお話しする機会が何度かありました。五郎さんは、絵画だけでなく、時計、ファッション、建築など、僕自身が好きで関心を抱いてきた分野にも幅広く精通されていた方で ...
「参与観察」「フィールドワーク」の祖、近代人類学の巨人として知られるブロニスワフ・マリノフスキー。しかし、南西太平洋の調査地で密かに綴られた日記には、孤独、病、性的欲望、そして現地の人びとへの苛立ちが赤裸々に記されていました。人類学の ...
巨大津波と未曾有の原発事故を引き起こした東日本大震災から15年。近年は原発再稼働や老朽炉の“建て替え”が語られ、賛否は揺れています。反原発運動を率いて、「市民科学者」として知られる高木仁三郎が、人と自然との新たな関係を描き出した名著『 ...
今年5月に68歳で亡くなった作家の鈴木光司さんをしのぶ「壮行会 新しい海へ」が11日、東京都内のホテルで開かれた。編集者ら100人を超すゆかりの人々が集まり、明るくエネルギッシュに人生を送った鈴木さんの思い出を語り合った。
秋の晴天に恵まれれば、食もすすむ。人気ジャンルのごはん×歴史時代小説から選書した。江戸のはずれの目黒の尼寺の庵主(あんじゅ)・慈恵尼(じけいに)と寺に集う人々、四季の食材が彩る(1)は、とろっと柔らかな蕪(かぶ)の田楽、兎(うさぎ)をあしらったふかし ...
2026年11月3日、日本国憲法は公布から80年を迎えます。にもかかわらず、防衛費の拡大、安保政策の転換、「改憲」論議の高まりのなかで、憲法はいま大きな岐路に立たされています。憲法は国家のものか、市民のものか。戦後民主主義を代表する知 ...
藤本直樹さん(日本交通公社副主任研究員)の『リジェネラティブ・ツーリズム』(明石書店)は、サスティナブル・ツーリズム(持続可能な観光)の限界を乗り越えるものとして国際的に注目を集めている新概念を日本で初めて体系的に紹介した一冊。伊藤将 ...
記録的な暑さや豪雨は異常気象と呼ばれるが、果たして本当に「異常」なのだろうか。むしろ私たちの「日常」と化しているのではないか。現在の地球温暖化による変化は不可逆的であるにもかかわらず、私たちの日常の感覚は気候変動に対応していない。1 ...
1. カフネ (阿部暁子、講談社文庫) 2. 汝、星のごとく (凪良ゆう、講談社文庫) 3.ようこそ実力至上主義の教室へ 3年生編〈5〉(衣笠彰梧、MF文庫J) 4.風に立つ(柚月裕子、中公文庫) 5.幽冥の岸 十二国記(小野不由美、新潮文庫) ...
「白鷺(はくろ)立つ」がデビュー作にして直木賞候補となった新鋭、住田祐(さち)さんの2作目「誰が首」(文芸春秋)は、「首」をめぐる物語だ。デビュー作と同じ頃に執筆していた小説に手を加えた。歴史を疑い、想像を膨らませながら、最後まで手に ...
2027年NHK大河ドラマ「逆賊の幕臣」の主人公として注目を集める小栗上野介。遣米使節の目付としてアメリカへ渡り、日本人初の世界一周を果たした彼は、帰国後、横須賀造船所、日本初の株式会社、洋式陸軍、鉄道・電信・郵便構想など、明治日本を ...
勅使川原真衣さんの『ハラスメント最終報告』の刊行を記念して、勅使川原さんと朱喜哲さんによるトークイベントが、2026年9月22日、青山ブックセンターで行われました。朱さんの『バラバラな世界で共に生きる』も参照しつつ進んだこの刺激的な対 ...