前回まで「バッドな地産地消」の例と、そのような状況が生まれる背景を論じてきました。そこで今回は「グッドな地産地消」に舵(かじ)を切るために何を考慮すればよいかについて説明します。 グッドな地産地消になるための重要な要素は「費用便益 ...
これまで、「石神井川上流地下調節池整備事業の費用便益分析は適切か」と題し、Note1では「現実と乖離した氾濫図の作成」について、Note 2では「河道整備分の便益まで計上した誤った計算」について説明しました。 今回は、東京都はマニュアルで定められ ...
公共交通の利便性を高めるために公的資金を活用する場合、費用対効果を検証する必要があります。これには費用便益分析という手法が用いられます。 例えば、公共交通に投資すると、利用者が増えて事業者の運賃収入が増加するだけでなく、利用者自身も ...
武蔵野市選出の五十嵐都議会議員は、2024年3月14日の「令和6年予算特別委員会」において石神井川上流地下調節池整備事業の費用便益分析の問題について質問しています。 重複する内容も多くなりますが、筆者も土木技術者として、当該事業の費用便益 ...
・ 開催要綱に基づき、座長に黒川委員が互選された。 (3) 研究会の公開 ・ 本研究会の議事概要、配付資料の公開について了承された。 (4) 研究会の趣旨及び背景等 ・ 政策評価制度及び情報通信格差是正事業の概要、並びに情報通信ネットワークに ...
公共事業等を実施する際、かけた費用に対してどれだけの便益があったかを金額に換算して分析すること。無駄な公共事業を抑制する手法として導入されてきている。 環境汚染に関しての費用便益分析の例としては、規制をした場合、公害対策にかける費用 ...
1研究の背景:社会資本整備事業への信頼を回復するために 公共事業バッシングがいまだに続いている。社会資本整備の必要性を国民に理解してもらうためには、無駄な公共事業を排除し、真に有益なものに絞り込まなければならない。一般の人たちには ...
国土交通省は20日に交通政策審議会の中央新幹線小委員会(委員長=家田仁・東京大学大学院工学系研究科教授)を開き、リニア新幹線のルートについて、JR東海や山梨県が要望している南アルプスルート(直線ルート)が最も高い費用便益比であること ...
前回のコラムで、再エネに関する国際議論はなかなか日本に正確に伝わらず、日本と海外で「情報ギャップ」が存在する、ということを書きました。今回以降、それらをシリーズでテーマ別に掘り下げて行きたいと思います。まずは、前回紹介した「便益 ...
経済産業省においては、エネルギー・環境問題への対応方策の1つとして、省エネルギー法に基づき国内販売されるガソリン乗用車の燃費を目標年度迄の期間内に一定の基準値以上とすることを自動車の製造・輸入販売事業者に義務づける規制措置を実施して ...
那覇市の首里城で火災が発生し、正殿と北殿、南殿が全焼した。筆者は役人時代に沖縄担当も経験したので、首里城は何度も訪れた。首里城は国営沖縄記念公園内にあり、内閣府沖縄総合事務局の首里出張所もあったからだ。 今年2月から、首里城の管理は ...