朝は、誰もしゃべらない。 職員専用端末の起動音が静かに鳴る。 南雲はそれを合図に、無言で椅子を引いた。 モニターには素材一覧が表示されている。 “素材”──支援対象者の呼称。 それはもう、人間の名前ではなく、管理上の記号だった。 今日の ...