ミルトン・フリードマンは1940年代から活躍し現在の“新古典派経済学”あるいは“新自由主義”の形成に貢献した重鎮であり、1980年代の英サッチャー政権やアメリカ・レーガン政権を生み出した経済学者として、現在に続く“主流派”を主導した。その ...
ノーベル経済学賞受賞者ジョセフ・E・スティグリッツが現代社会における「自由」の本質を問い直し、新たな資本主義のあり方を提示する新著『スティグリッツ 資本主義と自由』(The Road to Freedom:Economics and the Good Society)が上梓された。本書で氏は、これ ...
行動経済学とゲーム理論は、経済学のさまざまな分野の中でも断トツで“使える”ビジネスパーソンの武器になる。なぜそう断言できるのか。特集『最強の武器「経済学」』(全13回)の#3では、行動経済学の泰斗、大竹文雄・大阪大学大学院教授と気鋭の ...
経済学には多様な学派が存在している。その中で、現在多くの支持を集めているのは主流派経済学である。主流派経済学は、国家の経済政策立案の際にも用いられる非常にメジャーな学問である。 一方で主流派経済学は現実の社会に即していないと指摘する ...
2002年にノーベル経済学賞を共同受賞した心理学者で米プリンストン大学名誉教授だったダニエル・カーネマン氏が3月27日、90歳で亡くなった。行動経済学を切り開いたことで世界的に著名な研究者だった。 米ジャーナリストのマイケル・ルイス氏は ...
「経済学は純粋な科学なのか」という視点で、話題になった歴代受賞者を振り返る。 2024年のノーベル経済学賞の受賞が決まったダロン・アセモグル氏はサイモン・ジョンソン氏とともに記者会見を開き、「民主主義は非常に厳しい局面を迎えている」と ...
第1回目は、海外のビジネスおよび教育分野で急激に高まる「行動経済学熱」について紹介する。 第3回3種類のうち、なぜ多くの客が「Bランチ」を選ぶのか? 第4回 顧客の声に応えたのに、マクドナルドの「サラダマック」はなぜ失敗したのか 第5回 ...
グーグル(アルファベット)の強さの裏に経済学者の力がある、アマゾンなどの米国先進企業も同様であり日本企業が見習うべき点は多くある。そう説くのが、近刊書『あの会社はなぜ、経済学を使うのか?先進企業5社の事例でわかる「ビジネスの確実性と ...
森 知也(RIETIファカルティフェロー / 京都大学経済研究所教授/東京大学空間情報科学研究センター客員教授) 2024年10月25日 ...
2025年のノーベル経済学賞の受賞者は米仏の3氏に決まった。ノーベル経済学賞には第1回(1969年)以来、50年を超える歴史があり、2025年を含め累計で99人の受賞者が生まれた。今回はノーベル経済学賞の最近の傾向、歴史や展望などを前田裕之氏が2回にわたり ...
まもなくノーベル賞の季節がやってくる。昨年、山中伸弥・京都大教授の受賞にわいた医学生理学賞が7日に発表されるのを手始めに、物理学賞(8日)、化学賞(9日)、文学賞(10日の見込み)、平和賞(11日)、経済学賞(14日)と続く。