新シリーズとして経済学について扱うことにする。まずはミクロ経済学から。 経済主体は多数の選択肢の中から一つを選んで行動し,これは選好という二項関係のもとで行われる。 この好みの大小関係を数値化したものが効用関数である。 2財の効用関数の ...
前回,その1で「なぜ儲かる可能性があるのに,多くの人は投資を行わないのか」という問いを提起しました. 本noteでは,新たに「効用」という概念を導入してこの問いへの一つの説明を与えたいと思います.なお,記号や設定などは前回のノートを踏襲し ...
1人の乗客が混雑した列車に乗車した時に他の乗客の疲労を増大させる外部不経済効果を引き起こす。本稿は、この外部不経済効果の金銭換算を効用関数の特定化に依存しない方法で行う。 山鹿・八田(2000)では、JR中央線を対象に、沿線通勤者の時間・疲労 ...
本稿は、CES型効用関数のミクロ経済学的基礎付けを検討し、代替の弾力性などに対しても新たな解釈を提供するものである。ミクロ経済学的基礎付けを考慮するにあたっては、本稿では離散選択(Discrete Choice)および分離可能性(Separability)の双方が存在 ...
1杯目のビールは旨いけど!? 夏の日の仕事終わりに、ビアガーデンでビールを飲んだとします。1杯目のビールはとても美味しい!お酒の好きな人なら、誰でもそう感じます。 では、これが2杯目になるとどうでしょうか? 1杯目の時のような満足感は少し減っ ...
2.IESについて2.1基礎知識以下、IESの基本的な構造について、Yagihashi and Du(2020)で提示されているモデルフレームワークを用いて簡単に説明する*1。まず、前提として、モデルにおける家計は無限期間生き、合理的に意思決定を行うと仮定する*2。
前回の振り返りからです。 ・合理性は一貫性(Consistency)と推移性(Transitivity)から理解する ・Conflictは我々の意思決定を恣意的に変化させ得る ・合理的ではない選択に影響を与える理論はたくさんある ということで解説させていただきました(関連記事)。
消費者は、頭の中に抱いている内的参照価格を基準に、価格の高低を評価しています。内的参照価格に近ければ多少価格が変動しても鈍感ですが、参照価格から一定以上、離れると反応します。 たとえば内的参照価格が1万円だとして、9000円や1万1000円の ...
長期投資向きの割安好評価株を厳選! 読めば納得、高配当株投資のキホン やってはいけない!高配当投資、よくある失敗&防止策 失敗1:高配当利回り7%超えの超高配当銘柄を購入したが、いつのまにか株価が下落! 失敗2:黒字でもうかっているはず ...
及び通常消費財Zに関する所得弾力性*15(εQ,εN,εZ)の関係式α(εN+εQ)+(1-α)εZ=1が得られる*16。この式は何を意味するのだろうか。子供が通常財*17である場合εN+εQ>0が成立し、所得の上昇に応じて子供への総支出が増加する。しかしながら ...
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