著者は物価研究の第一人者。『物価とは何か』『世界インフレの謎』に続く本書では、最先端の理論・データ分析を基に大胆な物価論、日本経済論を展開する。
物価高にもかかわらず消費が伸びず、景気が好転しない。そんな奇妙なインフレを、永濱利廣氏(第一生命経済研究所 首席エコノミスト)は「新型インフレ」と呼ぶ。その背景にあるのは、日本人の心に深く根を張った節約志向であると永濱氏は言う。
高市新総裁誕生で市場心理は明確に円安方向へ。想定通りのインフレシナリオが展開 私が以前の当コラムで描いたインフレシナリオは、想定通りに展開しています。 高市早苗氏の自民党総裁選勝利によって、市場心理は明確に円安方向へ傾き、米ドル/円は ...
高市新総裁誕生で市場心理は明確に円安方向へ。想定通りのインフレシナリオが展開 私が以前の当コラムで描いたインフレシナリオは、想定通りに展開しています。 【詳細画像または表】 高市早苗氏の自民党総裁選勝利によって、市場心理は明確に円 ...
現在、わが国の経済は、物価が下落する“デフレ”から、物価が上昇する“インフレ”へ変わりつつある。 1990年代後半から、わが国は景気の低迷もあり、“価格破壊”などと言われるような物価下落=デフレが続いた。その後、2015年から2021年まで、わが国 ...
9月の日銀会合はETF(上場投資信託)売却決定と同時に0.75%利上げ案を退け、慎重姿勢を再確認した。デフレ期の「賃金が上がらない」ノルムから、企業ではインフレノルムが芽生えつつも、中小企業の賃上げ持続と家計のノルムの転換は確証を得られてい ...
日本経済は長らくデフレ環境に苦しみ、「失われた30年」と称される停滞を経験してきた。しかし近年、政府はなお「デフレ脱却宣言」はしていないものの、物価は持続的な上昇局面にあり、インフレ率(消費者物価指数)は対前年同月比2%を超える勢いが ...
記録的猛暑の中、消費者物価が過熱気味だ。日銀は「長年の物価が上がらないデフレこそ日本経済低迷の元凶」と、インフレ目標を定め物価上昇を誘導。目論見(もくろみ)通りインフレ時代が到来したが、暮らしが良くなった実感はない。 物価高には悪い ...
日本は長い間、物価が継続的に下がる「デフレ」でしたが、最近では物価上昇が続く「インフレ」の状況にあります。インフレになると、同じものを買うのにこれまでより多く支払うことになり、お金の価値は目減りしてしまいます。 インフレによる資産 ...
日本で年率3%程度のインフレが5年続くと予想しています。デフレに慣れた多くの日本人にとってはサプライズになるでしょう。 財政金融での歯止めがかからない大盤振る舞いによるインフレです。人手不足によるサービス価格上昇、食料品やエネルギーの ...
日銀は9月18〜19日に金融政策決定会合を開いた。保有する上場投資信託(ETF)と不動産投資信託(REIT)の売却を決めた一方で、政策金利は据え置いた。物価上昇は続いているが、トランプ関税の影響などを考慮したとみられる。10月には石破政権に代わる ...
衆院予算委で答弁する高市首相(11日) 高市早苗首相は11日の衆院予算委員会で、デフレ脱却の宣言発出を「目指す」と明言した。物価高が景気下押しのリスクだとして物価高対策に最優先で取り組む考えを示した。国民民主党の田中健氏への答弁。 田中氏 ...