[18日ロイター] - 米シカゴ地区連銀のグールスビー総裁は18日、最新のインフレ指標は「良好」であり、これが持続すれば来年の追加利下げの道が開かれるとの見解を示した。フォックス・ビジネスのインタビューに応じた。
消費者物価指数(CPI)速報値は先月、年率2.1%上昇した。これは速報値の2.2%をわずかに下回り、10月の数値から変化がなかった。この数値は中央銀行の中期目標である2.0%をわずかに上回っている。
▼インフレ予想 企業や家計による物価の先行きに対する見方。過去のインフレ率や中央銀行への信認度合いなどによって決まる。企業の賃金や価格設定、家計の消費行動など実際の経済活動にも表れる。投資リスクに対する上乗せ分(リスクプレミアム)と並び、名目金利を構成する要素で、インフレ予想が高まると名目金利も上昇する関係にある。物価の安定を使命として掲げる中央銀行は物価の方向感を把握するためインフレ予想を重 ...
こうした賃金と物価の相互刺激作用が激しくなると、「賃金インフレスパイラル」と呼ばれる現象に陥る恐れがあります。インフレで生活費が上がると労働者はさらに高い賃上げを要求し、それに伴うコスト増で企業は商品の価格を一段と引き上げるため、インフレ率がさらに加 ...
ファクトセット(FactSet)によると、コアPCEは9月に前年同月比で2.9%上昇した可能性が高い。これはFRBの目標とは逆方向への動きだ。実際の数値が予想通りなら、インフレ率がFRBの目標である2%を上回るのは55カ月連続となる。この頑固なインフレは、利下げペースの鈍化を主張するFRBのタカ派を後押しするだろう。
インフレ再燃を受け、ブラジル中央銀行は利上げを重ね、政策金利は15%と約20年ぶりの高水準に引き上げられた。個人消費は低迷気味だが、トランプ関税の影響はそれほど大きくはなく外需は堅調である。足元の景気・企業マインドも改善傾向にある。足元はインフレが落 ...
(ブルームバーグ): 米連邦準備制度理事会(FRB)のマイラン理事は、当局の金融政策スタンスについて、不必要に景気抑制的だと改めて主張。自身の穏やかなインフレ見通しや労働市場に見られる警戒すべき兆候をその根拠として挙げた。
The Euro-area economy was boosted in particular by France. Photographer: Jose Cendon/Bloomberg (ブルームバーグ): ユーロ圏のインフレ率はやや低下したが、引き続き2%を上回った。金利を据え置いた欧州中央銀行(ECB)の判断が正しかったことを裏付けた格好になる。 ユーロ ...
[フランクフルト8日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は8日、1年半にわたる戦略見直しの結果、中期的なインフレ率目標を「2%」に変更すると発表した。これまでの「2%に近いが、それを下回る水準」を改め、物価の一時的な上振れを容認する。
高市早苗首相は新たな財政健全化目標を「債務残高対GDP比率低下」に切り替える方針を表明し、巨額の2025年度補正予算案を決めたが、新目標は事実上、インフレ頼みだ。しかも達成の前提である名目GDP成長率が利払い費の金利水準を上回ったのは過去45年で13 ...
データがディスインフレを裏付ける場合、市場は2026年の追加利下げを織り込み始め、金融市場でのリスクテイクを活発化させる可能性がある。ただし、16日に発表された雇用統計は失業率が2021年9月以来の高水準を示していたが、BTCが持続的な強気反応を示さ ...