アメリカの覇権が揺らいできたのは、中国をはじめ新興国が台頭したからであるように見えるが、実は再分配など国内の社会制度に対する正当性や信認が揺らいだこともある。そこでトランプ政権は他国から収奪して国内の困難を除こうとしている。日本をはじめ諸外国に投資を ...
トランプ関税の導入で急上昇が心配されたインフレ率(コアCPI〈消費者物価指数〉伸び率)は、2025年9月時点で前年比3.0%増と、政権発足時(1月)の同3.3%増からむしろやや減速している。米企業は自社製品の市場シェア維持を優先して価格転嫁を控え、関 ...
世界の国々はどんなときに経済危機や金融危機に陥るのか。共通のパターンや教訓は歴史を追うことで明らかになるのか。「経済学の書棚」第30回前編は、過去100年の間に発生した国際金融危機を概観できる『教養としての金融危機』と、第1次世界大戦前後 ...
経済危機の原因や望ましい予防措置や事後対応は、理論的にはどのように説明できるのか。「経済学の書棚」第30回後編は、金融危機の全体像を解説し、その理論で説明が可能な危機の事例も紹介する『マクロ金融危機入門』、バブル経済が発生する原理を ...